木ごしらえまたは、原木をノスと言っています。ノスは、方言で真っすぐさせるという意味です。
木ごしらえと聞いたら大工さんの隅木・桁・桁・柱・はり・垂木などの鉋削りを思う方も多いでしょうが、紀州備長炭の木ごしらえとは、原木(ウバメガシ)の節を取り・曲がったところを切れ込みを入れてクサビ(カマシ)を入れて真っすぐにしたり、太い原木は、半分・四つ割りにし、同じ長さのものを3本を1組にし縛っていきます。これが木ごしらえと言います。
木ごしらえの大事なことは炭になった時の事を考えて木ごしらえ作業をしていきます。原木の節が炭になると爆超の可能性があります。残さずきれいに除き、また、太い原木は半分・四つ割りにしますが割り機だとどうしても肌がザラザラになりますので全部チェーンソーで割っております。
その後、窯入れまで原木ウバメガシは生ものなのでこまめに水をかけています。
いい炭を作るには木ごしらえからだと思い日々の作業を進めています。
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